このコラムを読んでいる方はおそらくメニエール病かそれに関係する方だと思います。
わずらってる本人だったら、実際に強烈につらい思いをされたと思います。
身近に患者がいたりする方だったら辛そうな症状は目にしたことがあると思います。
そんな強烈に辛い体験をし続けているのにどうして神経が正常に保てているのか。
それには、「慣れ」という機能が深くかかわってきます。
今回は、私自身も何度も発動させてきた防衛機能「慣れ」についてお話します。
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苦痛を消し去る防衛機能「慣れ」とは
一定の不快な刺激というのは、反復して与え続けると何も感じなくなります。
コレが慣れです。
メニエール病の場合めまいもそうですが、24時間休むことなく耳鳴りがします。
感覚としては耳の中にセミがいるような感じです。
寝るときも、食事のときも、仕事中も、遊ぶときも、
はじめは気が狂いそうになります。暴れだしそうになります。
つまり心が崩壊しそうになるんですね。
そうなる事を避けるために、防衛機能が働きます。
「この不快な刺激を感じないようにしてまえ!」
と心が防御体制をとります。
こうなると不思議なもので、体は
「症状は認識できるけどそれについて前ほど嫌な思いはしないぞ?」
となります。
ただし、その一定のレベルまでの話で、これを少しでもこえる不快な刺激を与えると、防御できなくなります。
メニエール病の場合は、反復しながら悪化していくので、そのつど慣れるという感じですね。
慣れは不快な刺激だけではない?
この慣れは不快な刺激もそうですが、快適な刺激にたいしても発生します。
心地よい思いも次第になれるともっと心地よい思いをしたくなるようになります。
たとえば薬物中毒もそのひとつ。最初は少しの刺激で満足していても、次第にそれになれ、どんどんさらなる刺激をもとめ量が増え気づけば手遅れに。
他にも、日常の生活でも同じことが言えます。
だいたいの人がだいたい同じ毎日を過ごしていると思います。
すると、その生活になれてしまい、新しい刺激を求めるようになります。
それが、旅行に行ったり、買い物をしたり、遊びに出かけたり、これはいつもより少し大きめな新しいポジティブな刺激を心が求めているのです。
ただし、それも毎日毎日旅行に行くようになったりするとそこでは何も感じなくなるでしょう。
「飽きる」に近いですね。
行った先で得るものはあるかもしれませんが、行く途中のわくわく感は間違いなく減少して行きます。
「旅行が楽しい」という刺激はたまーに行くから得ることが出来るのです。
ということで僕も旅行は正月の1回にしようと決めた、そんなお話でした。
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