メニエール病の困ったところはたくさんありますが、今回は特に
・いつ起こるかわからないめまい発作は、途端に身動きを取れなくする。
・徐々に進行していく難聴は、コミュニケーション能力を奪っていく。
・まわりから見ると一見普通に見えてまさか病気だとは思わない。
この3つによって、がらりと変わった日常生活についてお話します。
僕が闘病し始めてから変わった事
①根本的にインドアになった
外でアクティブに動きまわるリスクを考えると、必然的に家で楽しめる趣味を見つけるようになりました。
②ひとりを好むようになった
人との言葉のコミュニケーションに非常に気を使うので、ひてりでいる事のほうが楽になりました。
③集団でいる時は常に左端をおさえるようになった
とにかく会話を聞き取るために、機能している右耳を集団に向けるようになりました。
④電話は必ず右の耳。だから右手でメモを取れない
電話はもちろん右の耳で受けます。メモを取りにくい事この上なしです。
⑤「とりあえず返事」が激増
万が一聞き取れなかった場合は、文脈、表情、口の動きから憶測し適当な返事をします。
それではずした事ももちろんありますよ。
ちなみに、え?って聞き返すことは怖くてできません。
⑥健康について考えるようになった
とにかく、体の健康については考えるようになりました。
自分の体をいたわってあげるようになりました。
⑦人生について考えるようになった
寝たきりの時はよく生きる意味について考えます。
壮大なテーマを考えるきっかけとなり、大切な事をたくさん学べました。
⑧大型二輪免許あるのにバイクに乗れなくなった
ここまで症状が激しくなる前、バイクに乗るのが趣味で大型自動二輪の免許を取得しました。
残念ながら危険すぎるので乗れなくなりました。
⑨車は左ハンドルを選ぶようになった
車も助手席の人とコミュニケーションを取りやすくするために左ハンドル車が希望です。
⑩デートする時も左側を歩きたい
もちろん、女の子とデートする時も左側を歩きたいです。
⑪テーマパークのアトラクション関係に乗れなくなった
大画面の3Dアトラクションに乗ると、おそらくぶっ倒れます。
このように、たくさんの生活の変化がいっぺんに訪れました。
ネガティブな物もあれば良いきっかけとなったものもあり、一概に悪いばっかりじゃないんだと思ってます。
これから先も、いろいろ出てくるんだろうけど、それはそれで向き合っていこうと思います。
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