メニエール病を看病している人や一緒に働いてる人に知っておいて欲しいこと
家族や知り合い、または同僚にメニエール病の患者がいて看病してたり一緒に仕事してたりする人に、出来れば知っておいて欲しいことをまとめてみました。
【その壱】 命に別状はありません
メニエール病は内耳の疾患ですのでじっとしていれば命に別状はありません。
たとえばあなたの目の前で発作が起きるとします。
そうすると僕は、
横になって動けなくなります。
意識ははっきりしてますが会話をする余裕はないかもしれません。
時には嘔吐し続けるかもしれません。
言葉をかけても聞こえてないこともあります。
それでも放っておいても生命に危険が及ぶことはありませんので焦らないでください。
【その弐】 救急車は呼ばないでください。
一刻を争う状態ではありません。救急車に乗り込む動作のほうが辛いので意識のある場合はそっとしておいてください。
発作が起きても救急車は必要ありません。ほとんどの場合時間がたてば発作がおさまります。そしてまた繰り返します。
病院へ運ばれたところで、それをふせぐ術はありませんので、その場で嵐が過ぎるのを待つのが一番なのです。
(脱水症状なので意識が無い場合は別)
他に救急車を必要としてる人がいるので落ち着いたらタクシーで病院へ行きます。
【その参】ビニール袋と、できれば水を絞ったタオルと、ストローを差した冷たい水をください。
発作が起きた場合に重宝するのが、ビニール袋です。
ビニール袋は常備してますが、万が一のときはお力をお貸しください。
それと、水で絞ったタオルは目に当てて使います。
ストローをさしたつめたい水も寝ながら飲めるので非常に助かります。
【その四】 無視をしているわけでは無い事をご理解ください
難聴が進んでますので小さな声、遠くの声は聞き取れません。声は大きくはっきりとお願いします。
メニエール病を患うともれなく聴力が衰退していきます。
音が聞こえていたとしても壊れたラジオのようにひずんで内容が聞き取れない事がほとんどです。
ヒソヒソと話しかけられた声には気づくことすらありません。
しかし決して無視をしているわけではないので、大き目の声でお願いします。
【その五】 しかし、近くでは大きい音はご遠慮ください。
聴神経の不具合から、大きな音には敏感になります。
大きな声で話しかけてくれと頼んでおきながら恐縮ですが、近くで大声を出されると困ります。
音圧のせいでめまいがおきたり、脳に響いていてもたってもいられなくなることもあります。
わがままで申し訳ないですがご配慮願います。
【その六】 いろんな人に知ってもらいたいです。
もっともっとメニエール病のことをいろんな人に知ってもらえるだけで心が穏やかになります。
世の中にはたくさん人がいますが、まだまだあまり知られて無い病気です。
良かれと思って救急車を呼ばれたり、
聞こえてないために無視されたと思われたり、
ただ怠けてるだけだと思われたり、
生きづらさがぬぐえないのが現状です。
今、このサイトをご覧になっているメニエール病ではない皆さん、
私たちのことを知ってもらう活動にぜひご協力ください。
皆さんのシェアがたくさんのメニエール患者の気持ちを穏やかにします。
よろしくおねがいします。